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隣の席でみかけたのは・・・

今週は雨降りの日が多いとの天気予報。
私は、移動にバスを使うのですが、雨の日は道路混雑で時間が余分にかかるため
読書がとてもはかどります(笑)
遅れる~とイライラするのではなく、時間がかかることを見越して早く出かけて、
じっくり読書。これもリフレーミングの一つですね。


最近になってようやく歴史小説の面白さに目覚め、
ここしばらくは、昨年の大河ドラマをきっかけに司馬遼太郎の作品を次々と読み進め中の私。

基本的に、読みたい本はネットか本屋さんで購入するのですが、
司馬作品は父の蔵書から探し出して読んでいます。
ずっとそこにあるのを知っていながら、今までまるで興味がなかったのですが、
いざ読もうと思ったら、ほぼ全部そろっているので助かっています。

しかし。
父が現役時代に読んでいたものなので、相当古いのです。
つまり、文字が小さく、紙が焼けている、一見して古い本、と分かる状態。

最初は、文字の小ささに目が疲れて、やっぱり新しく買おうかな、とも思いましたが、
何事も慣れてくるとなんとかなるもので、
わざわざに買いに行かずともすぐに手に入る気楽さに負けて
そのまま古い本を読んでいます。


今日、移動中の電車でのこと。
今日もその古い本を読んでいた私ですが、
隣の人が手にしている本が、なんとなく視界に入ってきました。
その本、私のものと同じ色あいだったのです。
あれ、めずらしいな、と思いました。

興味本位で、さりげなく視線を動かしてみると、
やはり文字も小さいし、紙が茶っぽく焼けています。

読んでいるのは、服装や持ち物からおそらく20代前半と思われる若い男性。
覗き込んだわけではなかったのですが、またも偶然目に入った本のタイトルは
あの有名な福沢諭吉の「学問のすすめ」でした。
「学問のすすめ」といえば、現代にも通用するビジネス書と言われています。
もしかしたら、リクルート中の学生さん、あるいは新人さんだったかもしれません。


私、「学問のすすめ」を読んだことが無いのです。
少し前に斉藤孝氏の現代語訳が出たので、これを機に・・・と思いながら
いまだに手を付けずにいます。

が、今日の隣の彼が手にしていたのは、
まぎれもなく原典でしょう。

かの青年がどんな思いで古い「学問のすすめ」を手にしていたのか
聴いてみたかったです。


さて。若者に負けてなるものか、私も!という思いがムクムクと湧き上がったわけですが、
にもかかわらず、読みかけの司馬作品を早く読んでしまおう、と思い
また自分の世界に戻った私でした(^_^;)


今日もここを訪れてくれたあなたへ
感謝をこめて、
明日も新しい気付きがありますように。
by smile_garden | 2011-05-11 20:55
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