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傾聴とは・・・

日差しが暖かく気持ちの良かった午後のこと、青空に長く長く続く飛行機雲が見えました。
振り返っても、2本の雲がどこまでも続いているので、
これは!と思い携帯を取り出しかけたところで
視界に入る電線が邪魔をすることに気付き、撮影はあきらめました(笑)
これからお天気が崩れるのかもしれませんね。


昨日、外出先で通りがかった本屋さんで何気なく手に取った本。
禅の言葉が書かれた本だったのですが、
パラパラめくって見ていた中で、一か所印象に残ったので書いてみます。


コミュニケーションに関する話題によく出てくるのが「傾聴」です。
相手の話に耳を傾け、じっくり聴く、ということですね。

コミュニケーション力を高めるためには、この「相手の話をよく聴く」ことが大切です。

さて、私たちは誰もが自分や相手に認めてほしいと心の底から願っています。
相手の話を聴く、ということは、なにはさておき、相手を認めていることに違いありません。
相手のことを知りたい理解したいと思ったり、相手に興味を持つからこそ、
相手の話を聴く気になるのです。
知りたい、聴きたい、と思う。すなわち、あなたの存在を認めています、ということです。
「傾聴」には、相手を認めて、相手を受け入れる、という働きがあるのですね。


この「傾聴」の「聴く」の字ですが、
「聞く」との違いは、そこに「心」すなわち意志があるかどうか、です。

意識をして聞く、心を込めて聞く。これが「聴く」です。
一方の「聞く」は、意識しなくても自然に聞こえてくる物理的・機能的な「聞く」
とでもいえばいいでしょうか。


私はいつも、「聴く」という字を説明するとき、
耳偏に十四の心と書いて「聴く」
だから、十四の心を込めて、自分の心を全部相手に向けて真剣に聴くのが「傾聴」
とお話ししています。


昨日読んだ本には、これとはちょっと違うことが書いてありました。

「聴」とは、耳偏に「直」の心と書く。
すなわち、素直な心で相手の話を聴くこと
と。

これは素晴らしい!と心の中でしっかりメモ(笑)


傾聴とは、相手の話をじっくり聞くことですが、
その際に、自分の思い込みや偏見、先入観を持っていては
相手の話をそのまま受けとめることをせずに
間違っているとか、自分とは違う、などと思いがちです。
これでは、じっくり聴くどころか、相手の話の腰を折ったり
はたまた話に水を差すことになりかねません。

話を聴くときは、まっすぐな素直な心で
相手の話をまずは受けとめることが大切です。
例え自分と違う考えであっても、「あなたはそう思うのね」と受けとめます。


まっすぐな心で、心を込めて話を聴く。
そこに思いやりの心があれば、間違いなく温かい空間が生まれるはずです。


今日もここを訪れて売れたあなたへ
感謝をこめて、
明日も新しい学びがありますように。
by smile_garden | 2012-01-18 16:17
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