2013年 07月 04日 ( 1 )

変わることに喜びを見出す

ノウゼンカズラの花が街を鮮やかに彩っています。
この時期は花が少ないためでしょうか、
濃い赤やオレンジ色の大きめの花が折り重なるようにたくさん咲く様子は
草木の緑の中でひときわ目をひきます。


先週末、平田オリザ氏の講演を聴く機会に恵まれました。
コミュニケーションに関する素晴らしい内容にグッと聴き入ってしまい、
終わった時には、もっともっと聴いていたい、と思いました。


一番印象に残ったのは、質疑応答の中でおっしゃった言葉です。
「対話のポイントは、自分が変わることに喜びを見出すこと。
そこに楽しみさえも感じることができればなお良い」
細かいところは微妙ですが、このような内容だったと思います。

会話と対話の違いについて、
会話とは、親しい人同士のおしゃべり、
対話とは、異なる価値観を擦り合わせる行為、
と説明がありました。

また、コミュニケーションは他者を必要とする、
普遍的なコミュニケーション能力は無い、
ともお話されました。


私がいつも自分に言い聞かせている言葉に
「相手の反応が自分のコミュニケーションの成果である」
というものがあります。

うまく伝わっていないと感じる時、それはすなわち、私自身のコミュニケーション能力が
まだまだ発展途上であることに気付くときでもあります。


慣れ親しんだ人と互いを察し合う関係とは異なり、
新しい出会いから始まるコミュニケーションは、自分とは違う他者との関係づくりです。

話しが噛み合わなかったり、言いたいことが伝わらなくて困ったり・・・。
出会ってから間もない人同士では、よくあることです。

そんなとき、相手のコミュニケーション能力が低いと決めつけることは、
相手には自分が要求しているコミュニケーション能力が無い、と言っていることに等しく、
それはつまり、自分も相手に合わせるコミュニケーション能力を持っていない、
と告白しているようなものです。

私たちは、ほんの少しでも「変わる」ことに抵抗を覚えるものですが、
自分の変化、相手に合わせて自分が変わることを喜び、さらに楽しめる境地に達すれば
コミュニケーション能力は一気に高まるのかもしれません。


平田氏は、
異なる価値観を持つ人と話し続ける力「対話の体力」をつけること、
理屈ではなく、感覚として身に付けることが大切、
と話されました。

その時は無駄とも思える対話でも、相手の話を受けとめ真剣に聴き、
互いに合意形成をめざして話し続けていくうちに、
自らの「対話の体力」が鍛えられるということでしょう。

コミュニケーション能力を鍛える、それは忍耐や我慢でもあると感じました。


コミュニケーション、そして対話を新しい自分を発見するためのチャンスだと捉える。
伝えたいという意欲を持ち続け、対話によって考え方や価値観が変わることを楽しむ。

進化し続けるコミュニケーションを追い続け、
これからもコミュニケーション能力をより高める努力を続けよう!

新しい学びを得ることができた喜びが、新たなモチベーションにつながりました。


今日もここを訪れてくれたあなたへ
感謝を込めて、
新しい学びがたくさんありますように。
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by smile_garden | 2013-07-04 10:30 | コミュニケーション | Comments(0)