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見方を変える

しばらくいいお天気が続いたので
今日の曇り空は随分久しぶりに感じます。
今年の九月は、例年に比べて降水量がだいぶ少なかったそうですから、
雨もまたありがたいですね。
(これで畑の水遣りもひと段落かな、笑)

私の住んでいる所では、先程からパラパラとまた雨が降ってきました。

どんよりした涼しい一日、
皆さんはいかがお過ごしでしょうか?



夏の間中、それこそ約2ヶ月にわたり畑で採れ続けたいちじくが
ついに終わってしまいました。
まだ少し実が残ってはいますが、
この先は日照時間も短く、気温も上がらないため
熟すところまでは成長しないと思います。



いちじくの収穫に限らず、
ラズベリーもブルーベリーも
もちろんキュウリやオクラなどの野菜もみんなですが、
収穫のたびに気をつけるのは
同じ一列でも、向きを変えて見る、ということです。

私の場合は(性格もあるのでしょうが、笑)
例えば、右向きにまず真直ぐ進みながら収穫したあと、
今度は左向きに裏側の列を真直ぐ進みながら
採り残しがないか確認します。

丁寧に見たつもりでも、案外、見落としていることが多いのです。
葉っぱの影にかくれていたり、
太い茎の裏側に実がついていたり。

方向(見方)を変えると、またたくさん採れるから
結局グルッと一周することになるのです。
とても得した気分なんですよ。



さて、仕事においてもプライベートにおいても
見方を変えると新しい発見がある、というケース、よくありますよね。
これを「リフレーミング」と言います。

フレームを再構築するから、リフレーミング。
ものの見方の枠組みを変える、という意味です。

野菜を収穫するたびに、リフレーミングってすごいなぁ、と思う私。
ちょっと変、ですね(笑)。

でも、本当にリフレーミングできるかできないかで
ものごとの捉え方も変わってきますから、
このスキルを使わない手はない、わけです。

上から見てるものは、下から。
右から見ていれば、次は左から。
言うのは簡単ですが、実際にやるとなると、また別。

今日も、お昼のテレビで偶然見かけたのですが、
川をゴムボートで下るリフティングについて
その良さは、いつもより下から木々や景色を眺めることが出来ること、
と説明されていました。
これもリフレーミングだなぁ、と思って、ひとり頷きながら聞いていました。

子ども相手の場合は、子どもの目線で。
部下を相手にしているときは、部下の目線で考える。
そうすると、相手の人が何を思い、何を考えているかまで
想像が広がっていくのです。
やっぱりお得なスキルです(笑)

悪いことが身の回りに起きた時、
その出来事が自分に何を教えてくれているのか考えてみる。
あ~私はついてない、と嘆くよりも
この経験を活かして、次はこうしよう!と前向きに捉えなおす。
これこそが、リフレーミングの一番有効な使い方。

ジェームズ・アレンによれば
「この宇宙には、無知の結果でない『悪いこと』はひとつも存在していません。『悪いこと』は、もしあなたがそれから何かを学んだならば、あなたをよりハイレベルの知恵へと導いた後で、きれいに消滅する事になります」
ということです。

そう、リフレーミングは私達をハイレベルに導く方法なのです。



いちじくの木は、葉っぱもほとんど落ちて
着々と冬支度が進んでいるようです。
葉っぱが落ちると、それまでうっそうと茂っていて先が見えなかったのが
すっかり見通しが良くなります。
これも一種のリフレーミングですね~。

秋が日ごと深まるこの季節、
物思いにふけるなら
リフレーミングもちょっと意識してみてはいかがでしょうか?



今日もここを訪れてくれたあなたへ
感謝を込めて、
明日も新しい出会いがありますように。
by smile_garden | 2009-09-29 16:50
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