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名前考(^^)

今日も冷え込みましたね~。
天気予報によれば、この先は1日ごとに最高気温も下がり
冷え込みが厳しくなる様子。
とはいえ、都内ではまだあちらこちらでイチョウ並木の黄葉が見られますし、
なんだか不思議な気持ちです。



さて今日は、名前にまつわるお話を。

先日、随分古い知り合いの方から手紙が届きました。
予想しないタイミングで直筆のお便りをいただいたので感動しました。

やはり手書きはいいですね~(^^)
一生懸命書いてくれた、その気持ちが伝わってきます。

ところが、ちょっと残念なことが・・・。
宛名の名前の漢字が間違ってまして、
たまに(というかよく)あることなのですが、
一瞬、寂しい気持ちが胸をよぎりました。



私は病院・薬局に長く勤めていましたが、
患者さんと接する時に、ひとつだけ常に心がけていたことがあります。
患者さんを呼ぶとき、必ず名前を呼ぶのです。

「何か分からないことはありませんか?」と尋ねる場合も、
「○○さん、何か分からないことはありませんか?」という具合。
「この薬は・・・」と説明する場合も
「○○さんのお飲みになるお薬は・・・」と。

どんな場合でも、こんな調子で
必ず名前で呼びかけることを自分に課していました。

当時はNLPなんて知らなかったので、
私が自分で考えた理論だったのですが、
誰だって人は自分のことを「認めて欲しい」と思っているので、
一人ひとりの名前を呼ぶことで
「あなたのために」考え、話しているのですよ、という気持ちを伝えることができる。
そう思っていたのです。

実際のところ、私は患者さんとのコミュニケーションで困った記憶が
ほとんどありません。

例えばこの方法は、患者さん相手にだけではなく、
同僚や友人にも当然当てはまります。
新しい職場に変わったとき、まず最初に名前を覚えて、呼んでみる。
それだけで、親しさがグンとUPします。

NLPを学んでからは、それが「自己重要感を高める」ために
てっとりばやい方法だったと気付きました。

名前って、オンリーワンなんですよね。
もちろん世の中には同姓同名なんてことがあるわけですが、
それにしても、名前はその人固有のものです。

だからこそ、名前は絶対に間違えてはいけない。
たとえ漢字一つでも。

間違えやすい漢字はなおさら、です。
いつも間違われている人は(私のように、笑)
「またか~」と思い、名前を覚えてもらってないんだな、とか
私なんてその程度にしか認識されてないのよね、なんて
ネガティブシンキングになることもあるのです。


D・カーネギーの「人を動かす」にも書いてありましたが、
人の名前をきちんと覚えることで、相手の気持ちを動かすことが可能です。
名前を覚えていてくれた、なんていい人だろう、この人のために何かしたい、と。
重要なポジションに就いている人ほど、その効果は絶大です。
あんな偉い人が、私の名前を覚えていてくれた、になりますから。

というわけで、決して愚痴っているわけではなく、
自分もさらに一層気をつけよう、と思った出来事でした。

だってね・・・宛名書きの時期ですよね(^^)
今ではほとんどがワープロ機能を使うようになり、
手書き派は少なくなっているかもしれませんが、
年賀状の住所や宛名のデータ入力の際には、
名前や住所の漢字一字も間違えないように
しっかり見直しをしましょう。
信頼を得るには、急がば回れ、です(^^)



今日もここを訪れてくれたあなたへ
感謝を込めて、
明日も素敵な出会いがありますように。
by smile_garden | 2009-12-15 23:56
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