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汗と熱中症

午前中から35℃以上の猛暑日を観測された地域がいくつもあり、
都心ではこの夏一番の暑さだったそうです。
皆さん、夏バテは大丈夫ですか?


・・・という前置きはさておき、昨日当ブログをご覧いただいた皆さんへ
昨日の内容に一部誤りがあり、正しい内容に修正いたしましたので
この場をもちまして心よりお詫び申し上げます。
すぐに間違いに気付いて修正したのですが、すでにご覧いただいた方も多く、
大変申し訳ございませんでした。

正しい情報をお伝えすべく、これからも精進してまいりますので
引き続きよろしくお願いいたします。

お詫びの気持ちと自身の反省を込めて、
今日は、汗にまつわるお話を書いてみます。


あなたは、小さいころ、汗をたくさんかくと元気になるよ、
と言われたことはありませんか。


人間には200万~500万の汗腺があり、汗はその汗腺から流れ出します。

汗腺には、活発に働いている能動汗腺と、休んでいる休眠汗腺があり、
普段からよく汗をかいていないと休眠汗腺が増えてしまいます。

最近は、エアコンの効いた室内での遊びや運動よりもゲームをして遊ぶなど、
身体を動かさない遊びを好むお子さんも多いようです。
このように汗をかきにくい生活習慣の中で、休眠汗腺が増えてしまうと
夏バテや熱中症になりやすくなることが分かっています。

汗の基本的な機能は、体温調節です。
汗をかくことで水分蒸発による熱放散が促進されるのです。
暑い時や身体に熱がこもりやすい時に効率的に熱を逃がしてくれる汗。
しかし、汗をかきにくくなると、体温の温度調整機能が働かなくなり
最悪の場合は熱中症に至る・・・いうわけです。

自分は汗かきだと思っている人も、部分汗をかいている場合は
実は能動汗腺が少なく、十分な熱放散ができていない可能性もあるため
注意が必要です。


人間の汗腺の数は世界共通と言われています。
しかし、生活している地域の気候や環境によって能動汗腺数が異なるのだそうです。
例えば、インドネシアやタイなどの高温多湿の地域は能動汗腺数が多く、
ロシアなどの寒い地域は能動汗腺数が少ないと言われます。
高温多湿の日本ですが、エアコンによる快適な生活に慣れてしまった人は
能動汗腺数がいつのまにか寒い地域並みになっているかもしれませんね。

また、能動汗腺数は生後3歳までに決まると言われています。
小さなお子さんがいらっしゃるご家庭では、
日頃から運動などで積極的に汗をかくような工夫をすることも大切です。


地球温暖化やヒートアイランド現象などを考えると、
日本人も、将来は暑さに次第に順応して、
熱帯の人の能動汗腺数に近づいていくのかもしれません。

能動汗腺数を増やすためには、汗をかきやすい体質づくりが必要です。
その方法としては、神経の血管を温める手足浴が効果的とか。
足浴はむくみ解消にも効果があるので、
汗をかきにくいかも?と思い当たる方は、お試しになってはいかがでしょう。


残暑はまだまだ続きそうです。
高齢者だけでなく、子どもや若者にも増えている熱中症。
よく言われる水分補給やたっぷりの睡眠・休息とともに、
サラサラ汗を気持ちよくかくことができる身体をつくって、熱中症予防しましょうね。


今日もここを訪れてくれたあなたへ
感謝をこめて、
明日もたくさんの笑顔に出会えますように。
by smile_garden | 2011-08-18 19:56
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