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変化と変容

夏の間ずっと咲き続けたサルスベリとオシロイバナ、
まだ元気に咲いていて、すごいなぁ、と思います。
でもって、この数日は、会う人電話で話す人会話するすべての方との挨拶が
「暑いですね~」から始まって・・・残暑いつまで続くやら、です。


さて、物書きをしていて、気になったので調べてみたのがタイトルの言葉。
ふたつの似ている言葉ですが、その違い、お分かりになりますか?
私にはピンと来なくて、しばらく考えました。

変化とは、変わること。
形や状態が、それまでとは違う形・状態になることです。
ここには、意志は含まれず、自然の流れの中で変わっていく、という意味です。

一方の変容とは、変えること。
形や状態を主体的に変えること、です。
ここには、「変えよう」とする意志が含まれます。
自然に変わるのではなく、変えようと思って変わること。
主体性、つまり、変化することを受け入れて自らが変わることが変容です。
自ら受け入れることがなければ、変容はあり得ません。


原田隆史先生がよくおっしゃっている「主体変容」という言葉がすぐに思い浮かびました。
今まで、著書・研修・講演で、何度も見たり聞いたりしながら、深く考えずにいました。
なんとなく、変わること、と勝手に解釈して分かったふりをしていたということです(汗)

ある時期、原田氏のメソッドにならって、社内で日誌を書いていました。
当の本人に「変容」する意味が分かっていないのですから、
いくら毎日日誌を書いても、効果が上がるわけがありません。
「書かされている」と思っているうちは、変化を自ら望んでいないし、
変化することを受け入れてもいないのですから、当然です。

・・・ということに、今ようやく気が付きました。
ん~、あれから相当時間が経っていますが・・・鈍ガメの私のこと、
今、自らの気付きで、この恥ずかしい事実を受け入れられたことを
何かの巡り合せとして、ありがたく受け入れたいと思います。


タバコは身体によくないと分かってるんだけど、なかなか止められないんだよな~。
という人や、
早起きして朝活したいと思うけど、やっぱり早起きって苦手なんだよね~。
という人や、
お腹周りが気になるんだけど、スイーツ我慢できなくて食べちゃうのよね~。
という人など、
止めたいと思っても止められない、という場合、
まさにこの「変容=気付いて変わること」が必要です。

「こうした方がいい」と思っているだけでは、気付いて受け入れたことにはならないのです。
自らの心は「そんなのイヤだ」と拒否しているわけですから、行動に移るわけがありません。
「なぜいいと思っているのか」「なぜイヤだと思っているのか」等々
自らの心との対話の時間が必要なのですね。


・・・と、小難しい話になってしまいましたが、新しいことを始めるには、いい季節になりました。
変化ではなく変容を、小さなところから探して初めてみようと思いました。
心との対話については、また改めます。


今日もここを訪れてくれたあなたへ
感謝をこめて、
明日も新しい気付きがありますように。
by smile_garden | 2011-09-13 21:33
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