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行間を読む

サッカー日本代表が、5回連続5度目のワールドカップ出場を決めました!
本田選手のPKが決まった瞬間、私の胸を過ぎったのは
「あれから20年・・・」というちょっとした感傷のような懐かしい気持ちでした(^^)


中村天風さんの本を読み返しています。
以前読んだ時には引っかからなかった言葉が、今になって気になったりします。
その時々に探しているもの、求めているものが異なるからなのでしょうか。

今回目に留まったのは「行間を読む」という言葉。
英語では「Read between the line」、世界共通で使われる言葉のようです。


接遇やコミュニケーション研修では、思いやりの心、おもてなしの心といったお話をします。
人と人とのコミュニケーションにおいて欠かせないのは、
相手の立場に立って相手を思いやる気持ちです。

相手の気持ちを察する。
相手が何を考え、どんなことを求めているのかを想像する。
相手を観察することで、次の行動を予想する。
こんなことが、思いやりにつながり、コミュニケーションを円滑にします。


行間を読む。
相手の言葉を受けとめ、その言葉の奥に隠されている思いを想像する。
言葉にならない心の声を読み取る。

日本の文化では、それが出来て当然、というような考え方もあるでしょうが
実際には難しいことだと思います。

少なくとも、私自身はまだまだです。


言葉と言葉の間に込められた大切な意味を、心で感じ、心で読みとる。
言葉を、言葉の表面の部分だけで受けとめることは
その大切な意味に気付かずに通り過ぎてしまうことなんだ、
今回そんなことに気付きました。

「あ、うん」の呼吸が出来れば何も問題はありませんが、
現実的にそれが叶うのはごくごく一部の人同士のことです。

例えそれが出来ずとも、行間を読むことで相手の心に触れ、相手と心を通わせたい。
少しでも、相手の思いに寄り添いたい。
そんな気持ちになりました。

しばし、言葉と言葉の間にある気持ちや情報を想像しながら読む(聴く)、ということに
意識を向けてみようと思います。


今日もここを訪れてくれたあなたへ
感謝を込めて、
新しい学びがたくさんありますように。
by smile_garden | 2013-06-05 09:49 | コミュニケーション
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