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低脂肪・低糖の裏側

今冬一番とも言われる寒波がやってきて、昨朝は全国の8割以上で冬日が観測されたとか。
今朝も、我が家の玄関の軒下に置いてある睡蓮鉢には分厚い氷が張っていました。
まだまだ厳しい寒さが続きます。皆さん、心も身体も温かくしてお過ごしください!


出かけた先で、ふらりと入ったスーパーマーケット。
行き慣れたお店とはレイアウトも置いてある商品も違うので、とても新鮮に感じました。

地方出張の際は地元の食材見たさに鮮魚売り場や野菜コーナーなどをよく覗くのですが、
この頃は地元の市場であっても、都会との違いを感じないことも多くなってきました。

そんな中、珍しくとてもワクワクして楽しい気分で
何を買うでもなく目的もないままスーパーの中を歩いていました。


私の目に留まったのはヨーグルト売り場。
それはもうたくさんの種類のヨーグルトがケースにずらりと並んでいて、びっくり!

この頃ヨーグルトをほとんど食べていない(買わない)こともあって、
世の中にはこんなにたくさんの種類のヨーグルトがあるのね~!と、
レイアウトの美しさと売り場の広さに見とれてしまいました。

これだけ種類があるということは、ヨーグルトを食べている人が本当に多いのだな、
と感心しきりの私でしたが、
同時に気付いたのは「低脂肪」「脂肪ゼロ」「低糖」等をうたった商品の多いことでした。


ヨーグルトは、牛乳などを発酵させて作られる発酵食品で、
タンパク質、脂質、糖質、カルシウムなどが含まれます。

善玉菌とも言われる乳酸菌を豊富に含み、
整腸作用をはじめ免疫力UPや生活習慣病予防等々の効果が期待できる、
とても優れた食材です。


さて、ヨーグルト自体のカロリーに注目すると、
100gあたり60~80kcal前後のものが多く、
比較的低カロリーの食品であることがわかります。

それでも「低脂肪」「低糖」等の商品が多いのは、少しでも脂肪や糖分をおさえたい、
控えた方が身体にいいだろう、と思う人々が多いからでしょう。


でも、ここで気を付けたいのは、「低脂肪」「脂肪ゼロ」「低糖」の商品には、
普通のプレーンヨーグルトよりカロリーが多い場合が少なからず存在するということ。

「低脂肪」「無脂肪」表示の中には、プレーンタイプよりカロリーが低いものも高いものもあり、
「低糖」と表示されているものに関しては、プレーンタイプよりカロリーが高いものもあります。

100gあたりの糖質で考えると、プレーンタイプでは約5gですが、
低脂肪の場合では約5~25g、無脂肪の場合でも約10~27gのばらつきがあり、
甘さ控えめ、低糖の場合でも、約7~13gということですから
プレーンタイプのヨーグルトが一番糖質が低いことが分かります。

これらは、
・取り除かれた脂肪を異性化糖(果糖ブドウ糖液糖、高果糖コーンシロップ等)に置き換える
・砂糖(ショ糖)をカットする代わりに 人工甘味料(ステビア、アスパルテーム、
 エリスリトール、 スクラロース等)や異性化糖を加える
等によってもたらされます。

また、低糖や砂糖ゼロにすると、人工甘味料が加えられる場合が多いのですが、
人工甘味料には、砂糖よりも太りやすい、と言われるものもありますし、
健康に悪影響を及ぼす可能性がわかっているものもありますから
十分気を付けたいところです。


低脂肪や低糖、脂肪ゼロや砂糖ゼロ、といった名称がついていると
身体にいいとすぐに考えてしまいがちですが、
砂糖を加えずに食べるプレーンタイプのヨーグルトが一番身体にいいようです。

プレーンヨーグルトだけでは甘みが足りない、もの足りないというときには、
フルーツと一緒に食べたり、最近はやっているシリアルやグラノーラ、ナッツ等と
一緒に食べるるのがおススメです。

ヨーグルトだけでなく、全ての食材に関して言えることですが
キレイな展列や美味しそうなパッケージ、何もりも魅力的(!)な名称に惑わされず、
身体にいいからとくれぐれも食べすぎないようにしましょう!


今日もここを訪れてくれたあなたへ
感謝を込めて、
新しい学びがたくさんありますように。
by smile_garden | 2014-02-06 10:40 | 健康
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