2013年 06月 10日 ( 1 )

言葉に込められる思い

どこを歩いても紫陽花の花が色とりどりに目を楽しませてくれます。
梅雨に入ってからも今のところ雨の少ない日が続き、
とりわけ水を好む紫陽花は雨を待ちわびていることでしょう。
暑い日が多くなってきました。熱中症の予防に十分気を配りましょう!


研修先で、研修のあとご質問をいただくことが多々あります。
皆さんが熱心に聴いてくださったことが伝わってきて、とても嬉しい瞬間です。

その質問を聞きながら、言葉を伝える喜びと難しさを実感します。

私の言葉足らずにもかかわらず、話したこと以上を受け取ってくださる方。
そこまで想像して理解してくれたんだ、と感激します。

一方で、言葉を尽くしたつもりでも、全く異なる解釈をしてくださる方。
ああ、そのような受けとめ方もあるのだな、そういう理解につながるのか、
・・・と反省し、表現力をさらに磨こうという気持ちになります。


言葉は、私たちの考えをギュッと濃縮したエキスのようなものです。
考えていること、感じていることを
自分が持ち合わせている語彙を駆使して表現するのですから
語彙の多少や価値観・世界観が少なからず影響します。

コミュニケーションには言葉と言葉以外の要素の両方がかかわってくるため、
ここで言葉だけを取り上げるのは、ある意味公平ではないのかもしれませんが
それでも、言葉磨きはやっぱり大切だと思うのです。


少し前になりますが、知り合いからの返信メールを読んだ時、表現の難しさを感じました。
あるお誘いメールを送ったのですが、その返事には
「~のため、今回は伺えません」
とありました。

文章には何の間違いも無く、前後に訪問できない理由やお詫びの言葉も添えられており、
おかしなところは一つもないのです。
それでも、私はとても寂しい印象を受けました。

何が引っかかるのか考えてみると、
「伺えません」と言い切る表現のせいかな、と思い当たりました。


私は、研修レポート等で自分の意見・考えをあらわすとき、
できるだけ「~と思います」という表現を使わないように意識します。
思っているからこそ発言・発表するのであって、
思っていないことが言葉になることはない。
「~です」と堂々と自分の意見を言えるようになりたい、と考えるからです。

しかしながら、コミュニケーションの場では、言い切り・断定の表現は
ときとしてキツイ印象を与えたり、
攻撃的・自己主張の強さを感じさせることが多いのも事実です。

特に、一方的に事実を決めつけて話を進めると、
相手の入り込む余地が無くなり、対面で話をする場合は雰囲気が悪くなることもあります。


まわりくどくなりましたが、敬語やクッション言葉のような相手を気遣う言葉は
すごい威力を持っていると今さらながら感じます。

言葉自体はほんのひと言ふた言であっても、そこに込められる気持ちや感情は
しっかり相手に伝わり、たとえその場で伝わったという実感がなくとも
一緒にいて心地よいという印象を与えるからです。

相手を大切に思う気持ち、感謝の気持ちが、ちょっとした言葉に現れてくるのです。
反対に、大切に思っていても、言葉の使い方次第で
それは全く伝わらないこともあるということです。


何気なく発する言葉、無意識でつかっている言葉ですが
その中にも私たちの思考が反映されている。
それに気づくことができたら、少しずつ前進あるのみ、ということでしょうか。

私自身、意識する気遣いを無意識で出来る気遣いにするべく、
これからも一層精進してまいります。


今日もここを訪れてくれたあなたへ
感謝を込めて
新しい気付きにたくさん出会えますように。
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by smile_garden | 2013-06-10 09:38 | コミュニケーション | Comments(0)